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自然学とは

自然学を初めて唱えた今西錦司の紹介

 1902.1.6〜1992.6.15 生態学者。人類学者。日本の霊長類学の創始者。京都帝国大学農学部卒業(1928)。京都大学、岡山大学、で教授職、岐阜大学では学長を歴任。日本の登山界、生態学、人類学、霊長類学と多方面で活躍された。初期にはカゲロウの分類と生態に関する研究から、生物群集の空間的構造に着目しすみわけの概念を提唱した。すみわけは、今西にとっては、種間の社会的関係概念であり、第二次大戦後、今西はこれを種内の方向にも発展させ、‘種社会’論を展開、これを基盤に動物社会から進化過程を復元する理論的基盤を築いた。動物の個体識別法は国内外の研究者に影響を与えた。晩年には進化論と自然哲学の研究に没頭し、種社会論の立場から突然変異と自然選択によらない進化論を提唱し、また自然のありのままの受容と認知の重要性を「自然学」として主張した。
文化功労者に選ばれ、文化勲章を受ける。京都大学名誉教授、岐阜大学名誉教授、前日本山岳会会長。理学博士。

 岩波生物学辞典 第4版などより

 

 
     
 
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